前回、息子の車に当て逃げをされたことを書きましたが、今回はその相手と電話で話をしました
ある程度、覚悟はしていたのですが、口論になりました
相手がかなり悪質で、恫喝まがいのことを言われました
前回のブログの記事のリンク貼っておきます
いざという時の保険は大事です
警察署へ
当て逃げした相手の姓しかわからないので、息子と一緒に警察署に行きました
保険屋さんによれば、当事者同士なら相手の連絡先は教えてもらえるということでしたので
警察署に着いて、いざ入ろうとすると息子が
「あの、おやじ、喧嘩せんといてな。」
私「はぁ、誰と?」
「警察と喧嘩するわけないやん。喧嘩する相手が違うやろ!」
息子は私の性格、よくわかってますね…汗
中に入って当て逃げされた日時、場所と警察に立ち会ってもらったこと
相手が連絡先も伝えず、逃げて行ってしまったことを伝えました
「相手の連絡先がわからないので、車を直したくても直せなくて困ってる」と言いました
警察「ちょっと確認します」
待っていると
警察「相手の連絡先については、個人情報なので相手の了解を得ないと教えられません」
私「はぁ?当事者ですよ。相手は、免許不携帯で当て逃げですよ!」
ここで息子がグッと私の腕を掴むので、
私「車を直したいんですが、どうしたらええんです?」
警察「今、電話してみます」
相手に電話をかけますが、全くつながらない様子です
警察「繋がるまで、連絡して相手の了解がが得られたら電話でご連絡します」
加害者の人権守ってどうすんねん?こっちは被害者やのに?
私「相手は当て逃げで、免許不携帯、連絡先も教えずに逃げて行ったんですよ」
「車を修理したいので、早めに連絡して下さい」
「で、相手の下の名前はなんていうんです?」
警察「名前も言ってないんですか?」
私「だから当て逃げや言うてますやん。だから警察署きとるんですよ」
民事不介入なのは、理解してますが当事者、それも被害を受けた方が相談にきてるのに、この期に及んで相手の許可とらないと連絡先、教えられないてなんやねん?
これ相手から「教えたない」て言われたらどうするつもりなんやろ?
こちらが被害届出したらええ、いうことか?
証拠保全には、ドライブレコーダー
コムテック ドライブレコーダー ZDR016 前後2カメラ警察から電話
警察から電話がありました。息子が仕事中で出られなかったため、私の方にかけてきたみたいです
電話番号は聞きました
私「それで、住所は?」
警察「あっ住所ですか…。それは相手に確認とってないので…。あの~。電話で聞いていただければ…」
私「…。」あきれて返事できませんでした。連絡先を聞きに行ったのに、電話番号しか許可もろてないて
こちらが被害者やで!10対0の案件やん!?
なんで加害者が守られてんねん?
ブチ切れそうになりましたが、もうそれを通り越してあきれてしまったので電話を切りました
いよいよ当て逃げ犯と対決
ボイスレコーダーの活用
こういった理不尽な相手や後になって揉め事になりそうな時は、私はボイスレコーダーを使います
後になって「言った、言わない」の泥試合になるのを防ぐためです
マイクジャックに差し込んで、イヤホンを耳に入れて、録音ボタンを押し通話すれば会話を録音できます
OLYMPUS テレフォンピックアップ 通話録音用マイク(携帯電話使用可) TP8いよいよ対決
ボイスレコーダーをセットして電話をかけます
呼び出し音が鳴っているのになかなか出ません
こいつ逃げるつもりかな?と思った時に繋がりました
私「〇〇さんのケータイですか?」
ばあさん「はい」
私「私は先日、あなたがぶつけた車の親やねんけど」「なんで連絡先も言わんと逃げんの?」
ばあさん「いや、私は…」
私「で、住所は?」
相手が慌てて何回も住所を言い直してます。
私「下の名前は?どんな漢字書くの?」「なんでちゃんと連絡先言うていかんの?」
ばあさんは「えっ、言ってなかったっけ?」「言うたと思たけど」
私「言うてないから警察まで行かなあかん事になったんやろ?」
「うちの息子はちゃんと紙に連絡先書いて渡したやろ!」
「本来ならそっちがちゃんとせなあかんのちゃうんか?」
ばあさん「いや、電話しようと思ってたけど忙しくて…」
私「あんな、言い訳にしか聞こえんで、自分が何したかわかっとるん?」
「免許不携帯で車乗り回して、車ぶつけて連絡先も教えんと逃げてんで、当て逃げやないかい!」
ばあさん「いや~。教えた思たけどな~」
この期に及んでもシラを切って、謝罪もなしです
車の修理工場を確認する
私「車の修理やけど〇〇自動車で修理するから」
ばあさん「いや私が言うたとこにしてくれへんかな」
ここで分かったんですが、最初に私が思っていた車屋ではなかったんです
ばあさん「車屋に電話したけどまだ連絡ないていうてて…」
私「あんたが、連絡先も教えんと行くからやろ!」
「車屋もどこかわからんやないの!」
ばあさん「だからあそこの角のところにある…」
私「あのな、どこの世界にぶつけた側の指定した車屋に修理に出すもんおるん?」
「当て逃げした人間の何を信用したらええの?」
「あんた自分が何してるか、ほんまに理解しとるん?」
ここでこのばあさん耳を疑う失言をします
ばあさん「私の知ってる車屋の方が安うにできるから…。」
「あっ…」
さすがにしまったと思ったんでしょう
私「あんた馬鹿にしてんの?修理代を安くあげよう思てんの?」
「高い安いの問題ちゃうやろ。あんたが車ぶつけてんで!」
この後、私が普段から使っている車屋で直すの(代車の手配もあるし、当然なんですけどね)を納得させようとしたのですが、一向に聞き入れません
仕方がないので
私「こんなに揉めるんなら私も不本意なので、保険屋通して弁護士入れますから。今後そちらと話して もらえます?」
ばあさん「いや、そんな面倒な事せんでも…」
私「いや、あんたが当て逃げして連絡先も教えんからこんなことになんのやろ。失礼ちゃうか?」
この後のばあさんの言い分にもあきれました
ばあさん「この辺で私の名前出して知らないものはいない。そんな私が失礼なことをするはずがない」
「私は、○○さんを知っている。○○さんも知り合いだ。失礼なことを言うのはあんたの方だ」
「そんな私に失礼なことを言うあんたの方に問題がある」
まるでこのあたりで私ほど力のある人間はいない。私のことを聞いてみれば、私がどんな人間かわかる
私ほどの人間にあんた何をいうてんのや!
と脅しともとれることを言い出したので(そんなもん知らんがな、なんですけどね)
私「なに?それってこちらを脅してんの?脅迫してます?」
ばあさん「いや、あんたが失礼なこと言うから…」
私「だから言うてますやん、お互い言うた言うてないで揉めていやな気分になるなら、弁護士入れるから、そちらと今後は話してもろたらええから」
ばあさん「いや、それは困る…」
もう話が進まないので
私「こちらの車屋で修理して、請求書送るから、それでいいですね!」と念を押すと
さすがに相手も、いやになったのか「ああ、わかった、わかった」と返事をしたので電話を切りました
車屋にも乗り込んできた
後日談なんですが、このばあさん車屋にも乗り込んできました
車屋がだいたいの修理代を伝えたところ、店に乗り込んできて
「修理代が高いからまけろ」
「消費税をまけろ」
「私は、当て逃げしてない」
「ここは悪い会社だと言いふらすぞ」
と暴れていったそうです。その車屋さんが聞いてもないのに勝手にしゃべっていったそうです
また「そんなもんぐらい払ろたるわ」と啖呵をきっておきながら、その時は払って行かなかったそうです
これも支払いに応じないようなら、保険屋に相談します
今回は警察に通報したからよかったようなものの、このばあさん普段から自分の思い通りにいかないと相手を威嚇して暴れて、うやむやですませているようです。まさか警察に連絡されて、被害者から直接連絡が来ると予想してなかったのでしょう。
車はあちこちぶつけてボコボコだったと聞きました。強気に出て引き下がるような相手なら高圧的な態度で黙らせるというかなり悪質な人物です。
今回の場合の処分(駐車場の場合でも損害請求はできる)
免許不携帯
免許不携帯の場合、「違反点数:なし」ですが「反則金:3,000円」となります
交通違反告知書が運転者に交付され、後日、反則金3,000円を納付することになります
駐車場での当て逃げ
加害者は損害賠償に応じなければなりません
損害賠償金の支払いは加害者に生じる「民事上の責任」ということになります
民法709条
(不法行為による損害賠償)
第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う
また加害者は他に「行政上の責任」「刑事上の責任」も生じます
民事上 | 被害者に対し、車の修理費、代車費用などを補償する 人の死傷があるひき逃げ事故(人身事故)なら治療費や慰謝料など |
行政上 | 運転免許の違反点数が以下のように加算される 物損事故の場合の危険防止等措置義務違反:5点 安全運転義務違反:2点 30日間の免許停止処分 |
刑事上 | 危険防止措置義務違反として以下の刑事罰が下される 1年以下の懲役または10万円以下の罰金 |
今回の場合の過失割合ですが
「駐車した状態で、隣に駐車してきた車に接触された場合=10:0」となります
まとめ
当て逃げされたときにすべきことは
- 証拠を記録する
- 警察に連絡
- 保険会社に連絡
駐車場は私有地だから警察に連絡しなくてもよいと思われがちですが、スーパーの駐車場、コインパーキングなど「不特定多数の人が出入りする駐車」の場合は、警察への報告義務があります
また、加害者への損害賠償請求で必要となる「交通事故証明書」も、警察に事故を届け出なければ作成されないので注意が必要です
駐車場での当て逃げでも損害請求は、可能なのです
今回のように相手が悪質な場合、なおさらしっかりと対応しておいた方が後々、面倒になることはありません
相手が悪質で、うちの息子がおとなしい感じだったので、威圧してうやむやで済まそうとしていたようです。警察に連絡して正解でした。
また、車の修理も自分の知っている所で修理させて、自分に有利に話をつけて安く済ませようとしていました
今回、保険屋にも相談して、相手がごねるようなら入ってもらう予定でした
それでもダメな場合は、保険の弁護士特約を使うつもりでした
こちらに非がない案件ですが、弁護士特約を使っても次年度の保険料が高くなることはないです
釣り場でも、普段の生活の中でも誰もが起こりうることです
こちらが普通にしてても、降りかかってくる火の粉はあります
そういう時には、落ち着いて毅然と対応したいものです
簡単な事故だからと軽視しないで、警察に通報してよかったです
今回の事は、あらためて私も勉強になりました
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